学び舎
今日は多くの私立高校の受験日でした。
土曜はもともと中3以外の生徒が少なく、今日はのんびりできるなあ、と思っていましたが、私立高校の受験をした子の多くが、午後に勉強をしに来ました。
ほとんどの子は第一志望は2週間後の都立高校になりますが、
・今日は疲れたからいいや、
・今日は大きなイベントが終わったからいいや
という流れで、こちらも強制参加にはしていないのですが、それでも約10人が勉強しに来ました。
中には既に高校が決まっている子もいます。
中学の復習をしています。
うーん、学び舎ですね。
よく生徒からも、【緩い塾】と言われますし、私もそう思います。
ただ、何も強制しない、ピリピリしていない状況で自発的に学習に取り組む、というのは、今後の人生において明るい兆しがあると一人で震えたりします
私立併願なんかは、そもそも面接の練習など不要と思っている塾も多いと思いますし、実際に必要かと言われたら、そうではないと思います。
ただ、うちがあえてそれをやっているのは、その練習を通して、
・学ぶ意味
・将来について考えること
・これからどうやって社会と関わっていくかの検討
を経験する、というのはとても大事なことだと思っています。
今年もヒリヒリするような、無理目の第一志望を受験する生徒がいます。
ご家族が了解していれば、それでいいのでしょうが、塾の立場としては、
・【全員都立合格】を言いたいがために、本人の希望や可能性を無視して、超安全な志望を強要するところ
・上位の実績を言いたいがために、優秀な子に3つも4つも私立受験させるところ
などもある中で、
私は本人らが納得できるいい受験になればと思っています。
もちろん、結果にはこだわっているので、この時期は毎年、心がすり減りますね。